東洋医学の歴史
- 弘陽 松下
- 2020年12月2日
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東洋医学とは日本に伝わる伝統医学のことです。
中国では中医学、韓国では韓医学、と言います。
400年代~500年代後半には主に韓国から、聖徳太子が活躍していた600年ころには、主に中国から伝わりました。
医師という職業が出来たのもこのころです。
それまでの日本では祈祷や呪術が主な医療でしたが、韓国や中国から知識や技術が伝わり、鍼灸や湯液などの薬剤を用いた医療が主流となっていきました。
ですが、日本人にとっては薬の効能がきつく、鍼やお灸の刺激も強すぎたので、日本人に合うように薬の調合や鍼の道具などが進化・変化していくことになります。
また、当時文字を読める人は朝廷の人や僧侶など限られた人のみだったのと、医療行為は主に僧侶が行っていたので、僧侶が医師を務める時代が長く続きます。
その後、僧侶ではない者が医師を務めるようになり、町医者と呼ばれる者が増えていったのは江戸時代くらいからです。
織田信長の時代あたりから西洋の文化が日本に入り、医療界でも蘭学が盛んに学ばれるようになりましたが、日本の医療の主流は漢方薬や鍼灸、按摩などでした。
このように、東洋医学は日本の医学の中心でしたが、二度存続の危機を迎えます。
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