月の暦と二十四節氣の関係3「節氣と中氣」
- 弘陽 松下
- 2023年6月15日
- 読了時間: 2分
皆様、こんにちは。或いは、こんばんは。
今回は、
月の暦と二十四節氣の関係の三回目として、
節氣と中氣、
についてお話しいたします。
一年の太陽の動きを二十四に分割して
二十四の節氣を定めましたが、
これは一ヶ月となるおよそ三十日間を
およそ十五日間ずつに区切ることになります。
この一ヶ月の
前半の十五日間に「節氣」、
後半の十五日間に「中氣」、
が配当されます。
節氣も中氣も「節氣」なのですが
「節氣は季節の変わり目」を
「中氣は陰陽の割合と推移」を
それぞれ表している、とされ、
月の前半に
季節の変わり目となる「節氣」を
持って来ています。
月は数字の一、二、三、…でも表されますが、
もともとは
天干(十干)と地支(十二支)で
陰陽や時間の推移を表しており、
日は天干、
月や年は地支
で表していました。
具体的な月と対応させると以下の様になります。
子月
冬至のある月
この日より陽が基準となる
節氣:大雪
中氣:冬至(五陰一陽)
丑月
節氣:小寒
中氣:大寒(四陰二陽)
寅月
節氣:立春
中氣:雨水(三陰三陽)
卯月
春分のある月
この日より陽の割合が多くなっていく
節氣:啓蟄
中氣:春分(二陰四陽)
辰月
節氣:清明
中氣:穀雨(一陰五陽)
巳月(小満のある月)
節氣:立夏
中氣:小満(六陽)
午月
夏至のある月
この日より陰が基準となる
節氣:芒種
中氣:夏至(五陽一陰)
未月
節氣:小暑
中氣:大暑(四陽二陰)
申月
節氣:立秋
中氣:処暑(三陽三陰)
酉月
秋分のある月
この日より陰の割合が多くなっていく
節氣:白露
中氣:秋分(二陽四陰)
戌月
節氣:寒露
中氣:霜降(一陽五陰)
亥月
節氣:立冬
中氣:小雪(六陰)
となります。
今回はここまでです。
次回は、
月の暦と二十四節氣の関係の四回目として、
暦のズレ、
というお話をいたします。
皆様の健康のために
精一杯施術させていただきます。
弘陽はり灸院を、
どうぞよろしくお願いいたします。
6月15日
二十四節気:芒種
(6月6日~6月20日)
七十二候:腐草為蛍
(6月11日~15日)
(くされたるくさほたるとなる)
弘陽はり灸院 院長 松下 弘陽
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