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月の暦と二十四節氣の関係2「二十四の区切り方」

  • 執筆者の写真: 弘陽 松下
    弘陽 松下
  • 2023年6月13日
  • 読了時間: 2分

皆様、こんにちは。或いは、こんばんは。


今回は、

月の暦と二十四節氣の関係の二回目として、

二十四の区切り方、

についてお話しいたします。


「二至二分」と「四立」を定め、

二至二分と四立を合わせて八節としました。


更に八節の間に季節を二つずつ入れ、

全て合わせて「二十四節氣」とする

「季節の変化を表す暦」を定めました。


この二十四節氣は

十二ヶ月に割り振られますが、

十二ヶ月、つまり一年間を、

およそ三百六十日間とし、

以下のような割り振り方をしたようです。


1:二至二分による区切り方

昼と夜の長さを計測して定められた

「二至二分」により、

一年間を大きく四つに区切ります。

一つの区切りはおよそ九十日となります。


昼と夜の長さは

太陽の動きに伴う

陽と陰の割合の推移の明確な表れですので、

二至二分は、

天の意思によるものと言えます。



2:二至二分と四立による区切り方

二至二分の間に、

季節の始めとなる「四立」を配置することで、

一年間を大きく八つに区切ります。

一つの区切りはおよそ四十五日となります。


太陽の動きに伴う陽と陰の推移により

地球上に暖暑涼寒の変化が起こり、

その結果として四季が生まれますので、

四立は、

天の意思から生まれた地の意思と言えます。



3:二十四節氣による区切り方

更に

天地人という「三才」の理により、

八つの区切りをそれぞれ三つずつに区切ります。

すると

一つの区切りはおよそ十五日間となり

「十五日毎の二十四」に区切ることができます。

また、

八節を3つずつに区切ることで

月の動きとも大まかに対応できるようになりました。


二十四の区切りの一つずつは節氣と呼ばれ、

季節の様々な変化を表したものとなります。

二十四節氣とは、

天と地の意思が

地上に蠢く全てのものへ与える影響

と言えます。



最終的に、

二十四の節氣を節氣と中氣に振り分け、

両者が交互に巡るようにし、

節氣と中氣を一つずつ組み合わせることで

一ヶ月に対応させるようになりました。


今回はここまでです。


次回は、

月の暦と二十四節氣の関係の三回目として、

節氣と中氣、

というお話をいたします。


皆様の健康のために

精一杯施術させていただきます。


弘陽はり灸院を、

どうぞよろしくお願いいたします。


6月13日

二十四節気:芒種

(6月6日~6月20日)

七十二候:腐草為蛍

(6月11日~15日)

(くされたるくさほたるとなる)


弘陽はり灸院 院長 松下 弘陽

 
 
 

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