月の暦と二十四節氣の関係
- 弘陽 松下
- 2023年6月10日
- 読了時間: 2分
皆様、こんにちは。或いは、こんばんは。
今回から、月の暦と二十四節氣の関係、
についてお話しいたします。
今回は一回目として、
月の暦ができた経緯をお話いたします。
太陽は必ず昇り沈むので
「日」を数える基準となりました。
また、
太陽が出ている昼と出ていない夜を
合わせて一日としました。
月は形の変化が規律正しく、
はっきりしてわかりやすいので、
「月の満ち欠け」が
「月」を数える基準となりました。
また、
「新月から次の新月の前日まで」を
一ヶ月としました。
更に、
太陽が昇って沈む回数と月の満ち欠けを対応させると、
「新月から満月までがおおよそ十五日間」、
「満月から新月までがおおよそ十五日間」
ということがわかりました。
そこで
「新月から次の新月の前日まで」
の一ヶ月をおよそ三十日間としました。
長期的な観測の結果、
新月から次の新月までの周期が
十二回繰り返されると大体同じ季節に戻る、
ということがわかりましたので、
一ヶ月が十二回、
つまり
十二ヶ月を一年としました。
一ヶ月はおよそ三十日間である
ということはわかっていましたので、
一年をおよそ三百六十日間としました。
ただし、長期の観測から
月の満ち欠けの周期は
およそ二十九日と半日だとわかったので、
二十九日の月と三十日の月を交互に配置するなど、
時代によって工夫していたようです。
今回はここまでです。
次回は、
月の暦と二十四節氣の関係の二回目として、
二十四の区切り方、
というお話をいたします。
皆様の健康のために
精一杯施術させていただきます。
弘陽はり灸院を、
どうぞよろしくお願いいたします。
6月10日
二十四節気:芒種
(6月6日~6月20日)
七十二候:螳螂生
(6月6日~10日)
(かまきりしょうず)
弘陽はり灸院 院長 松下 弘陽
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