手の太陰肺経 3
- 弘陽 松下
- 2020年11月9日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年11月14日
通るところ
経絡が走るルートを「流注」と言います。
深いところ、臓腑に近いところ
を通る流注を「内経」
浅いところ、皮膚に近いところ
を通る流注を「外経」
と言います。
肺経の流注
内経
胃の付近に起こり
横隔膜を通過して肺と連絡し
鎖骨の外側へ向かいます
もう一方は
胃の付近から下へ向かい
大腸と連絡します。
外経
鎖骨の外側から皮膚の近いところに出て
二の腕の力こぶの外側を通り
肘の内側を経て
前腕の手のひら側の親指寄りを通り
親指の先端へ向かいます。
肺・肺経と大腸・大腸経はペア
経脈を繋げる脈を「絡脈」
または「経別」と言います。
経別は経脈から
様々な所へ向かいます。
肺(臓)と大腸(腑)は
体の奥深くで繋がっており、
肺経(脈)と大腸経(脈)は
前腕の手首に近いところで繋がっています。
肺・肺経が陰に属し
大腸・大腸経が陽に属し
ペアを組んでいます。
肺と肺経の症状
肺に異変があると
この流注上にも
痛みや痒み、引き攣れ、
痺れ、コリなどの異常が起こります。
外経が通る皮膚表面には
湿疹や発赤
かさつき、ザラザラ
熱感や冷え感 などの症状が表れます。
大きな症状としては
咳、喉の痛み
肩こり、汗の異常
便秘や下痢
トイレの回数の異変
などが表れます。
肺経上にある経穴に
鍼灸を行い
肺と肺経を整えます。
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