手の太陰肺経
- 弘陽 松下
- 2020年11月7日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年11月15日
それでは、連絡している臓腑と共に、十二正経を一つずつ見ていきましょう。
東洋医学では、人の感情や行動様式なども含め、臓腑に様々な働きがある、としています。
また「陰・陽」と「木・火・土・金・水」の「五行」の観点から十二の臓腑、経絡を分類しています。
主な仕事
「手の太陰肺経」は「体幹から手の親指に向かって走り、肺と連絡する陰気が多い経脈」です。
肺の主な仕事は
・呼吸をする
・皮膚:汗を出したり、外敵から体を護る
・気血を体の隅々まで行き渡らせる
・体を清潔に保つ
などです。
五行属性
肺・肺経は、五行の「金」が
配当されています。
「金」とは、自然界では岩や石などの鉱物を指しています。
鉱物は、触っても土や木のように手が汚れることもなく、頑丈です。
水に入れると沈み、静かなイメージがあります。
「金の気」は
「上から下に向かう」
特徴があります。
肺・肺経は、
体を綺麗にしたり、
気血を下に送る働きを持つので
五行の「金」が配当されました。
その他の特徴
肺は上記の他に
・身を挺して護る
・色々なことをおさめる
という働きを持ち
・憂いたり悲しんだりする感情
を担当しています。
鼻に通じ、乾燥、寒さ、湿気、暑さ、どれも好みませんが、乾燥が最も苦手です。
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