四方の誕生
- 弘陽 松下
- 2023年2月9日
- 読了時間: 2分
「四方の誕生」
皆様、こんにちは。
或いは、こんばんは。
今回は、
四方の誕生、
というお話をいたします。
いつしか、
太陽が昇る方角を「東」、
沈んでいく方角を「西」、
一番高くなる方角を「南」、
夜になり北極星が出ている方角、
つまり
太陽が一番高くなる方角の反対の方角を「北」
と呼ぶようになります。
「四方」の概念の誕生です。
「四方」が決まることで、
太陽や月、その他の星々の動きを、
より正確に知るようになりました。
特に太陽の動きが正確にわかるようになると、
一日の中で
「東から太陽が昇る頃」、
「太陽が南の空に至って一番高くなる頃」、
「太陽が西の空に沈む頃」、
「太陽が沈んでまた昇るまでの中間の頃」、
の四つの基準を設定し、
一日を大きく四つに区分するようになりました。
空間と時間を四つに区分することで、
天地自然の「陰陽の動き」を
かなり正確に把握することできるようになり、
その陰陽の動きに従って
人々は生活を営むようになっていきます。
更に、一日の観測を続けていくうちに、
「昼と夜が大体同じくらいになる時期」
「昼が最も長くなる時期」
「夜と昼が大体同じくらいになる時期」
「夜が最も長くなる時期」
が一年の中にあることがわかりました。
この四つの時期を基に、
一年を
大きく四つに区分するようになっていきます。
一年を四つに区分したことで、
それぞれの時期の自然の特徴が
明らかになるとともに、
移り変わる様を
把握することができるようになりました。
人々は
四季の概念を誕生させ、
四季それぞれの変化を把握し、
生活に反映するようになっていきました。
今回はここまでです。
次回は、
五つの範疇、
というお話をいたします。
皆様の健康のために
精一杯施術させていただきます。
弘陽はり灸院を、
どうぞよろしくお願いいたします。
2月9日
二十四節気:立春(2月4日~18日)
七十二候:黄鶯睍睆(2月9日~13日)
(うぐいすなく)
弘陽はり灸院 院長 松下 弘陽
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