一日の誕生と陰陽の循環
- 弘陽 松下
- 2023年1月19日
- 読了時間: 2分
「一日の誕生と陰陽の循環」
皆様、こんにちは。
或いは、こんばんは。
今回は、
一日の誕生と陰陽の循環、
というお話です。
天体の観測を続けていく内に、
太陽が出ている時間と
太陽が消え月や星が現れている時間を
あわせて一つと数えるようになりました。
一日の誕生です。
また、
太陽の出ている時間を「昼」、
太陽が消え月や星が現れている時間を「夜」
と呼ぶようになりました。
「昼」「夜」という文字や読み方は
後世になって出来たものですが、
「昼」「夜」や「一日」の概念が
五千年以上前の中国で生まれたということです。
ここで
「昼」「夜」と「陰」「陽」を関連付けると
「昼は陽」
「夜は陰」
ということになります。
また昼間でも暗いところがあることから
「陽の中にも陰がある」、
夜でも明るいところがあることから
「陰の中にも陽がある」
ということがわかり、
「陰と陽は切り離すことが出来ない」
と理解するようになりました。
「昼は陽」と一言で表しても、
実際には
朝、昼、夕方、
で明るさはずいぶん違いますし、
「明るい中にある暗いところ」
も刻々と変化していきます。
同様に「夜は陰」と一言で表しても、
実際には
宵の口、真夜中、夜明け前、
で暗さはそれぞれ違い、
「暗い中にある明るいところ」
も刻々と変化していきます。
つまり、
「陰と陽は同居しながら
それぞれの勢力を変化させている」
ということがわかるようになったのです。
更に、
明るいところが暗くなったり、
暗いところが明るくなったり、
昼間が夜に変わっていったり、
夜が朝になり昼になっていくことから、
「陽は陰へと変化し、陰は陽へと変化する」
ということもわかるようになりました。
今回はここまでです。
次回は、
陰陽の変化がもたらす地上への影響、
というお話をいたします。
皆様の健康のために
精一杯施術させていただきます。
弘陽はり灸院を、
どうぞよろしくお願いいたします。
1月19日
二十四節気:小寒(1月6日~1月20日)
七十二候:雉始雊(1月15日~19日)
(きじはじめてなく)
雑節:冬の土用
弘陽はり灸院 院長 松下 弘陽
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