「水と方位と季節の関係」
- 弘陽 松下
- 2023年5月9日
- 読了時間: 2分
皆様、こんにちは。
或いは、こんばんは。
今回は、水と方位と季節の関係、
というお話です。
水は天空より降る雨が地中に染み込み、
土中より湧き出て、
河となり海となり、
流れ行く中で天に上り、
冷やされ、雨となって地上に降り注ぐ、
という循環を延々と繰り返しています。
天空で冷やされて水となるので、
水は基本的に冷たいものです。
地上においては
雨が地上に染み込み、
地中より水として湧き出ますが、
その過程において様々なものを潤し滋養します。
よって、水は「冷たいもの」であり
「外より内に入る」
「地上のものを潤し滋養する」
という作用を持つと考え、
そのような作用を持つものを大きく「水」に分類し、
「外から中に入る作用を持つ氣」
「清涼にして潤し滋養する作用を持つ氣」
は「水の氣」である、としました。
また、北の方位は寒く、
清涼な水が豊富であり、
一年では最も気温が低く、
様々のものが雪や氷に覆われながら内に籠もり、
潤され滋養されつつ次の季節に備える時期を
冬と呼ぶようになりました。
このことから北の方位と季節の冬は
「水の氣が盛んである」として
「北と冬は水に属する」としました。
今回はここまでです。
次回は、五行の相関関係と循環の仕方、
というお話をいたします。
皆様の健康のために精一杯施術させていただきます。
弘陽はり灸院を、どうぞよろしくお願いいたします。
5月9日
二十四節気:立夏
(5月6日~20日)
七十二候:蛙始鳴
(5月6日~10日)
(かわずはじめてなく)
弘陽はり灸院 院長 松下 弘陽
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