経絡治療とは

皆さんこんにちは。

鍼灸師の松下弘陽です。

私は「経絡治療」という治療方法で鍼灸施術を行なっています。

まず「経絡治療とはなにか」ということからお話しします。

平たく言うと「経絡にアプローチした治療」ということになります。

では、経絡とはなにか？

経絡とは「経脈」と「絡脈」が合わさった言葉です。

つまり「脈」です。

脈は川の流れに例えられ、「気血」を運びます。

経絡には「手の太陰肺経・手の陽明大腸経・足の陽明胃経・足の太陰脾経・手の少陰心経・手の太陽小腸経・足の太陽膀胱経・足の少陰腎経・手の厥陰心包経・手の少陽三焦経・足の少陽胆経・足の厥陰肝経」の十二あります。

これらはそれぞれの臓腑と連絡しています。

また、「督脈」と「任脈」という脈があり、「奇経」と言います。

この２つの脈は独自の経絡を持ちますが特定の臓腑と連絡はしていません。

前述の十二の脈とあわせて「十四経」と言ったりしますが、今後は「十二の経絡」いわゆる「十二正経」に絞ってお話を進めます。