経絡とは
- 弘陽 松下
- 2020年10月28日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年11月1日
経絡は脈である、と前回お話ししました。
経絡は臓腑と連絡しているので、臓腑に変動(病的な変化、動き)があれば、経絡にも表れるし、経絡が変動すれば臓腑にも影響が出ます。
また、経絡が走行しているルートを「流注(るちゅう)」と言い、十二正経の数だけ流注があります。
体の深いところ、臓腑に近いところを走るルートを「内経」と言い、皮膚表面に近いところを走るルートを「外経」と言います。
皮膚表面に表れている変動(病的な変化、動き)を診て、それがどの臓腑と連絡している外経なのか、がわかれば「どこの臓腑がどのように変動しているのか」が分かります。
また、外経には「経穴」が点在しています。
経穴は「気血の出入りするところ」です。
「経絡の外経に点在する経穴に何らかのことをすると、経絡を含め、経絡を通じてその先にある臓腑に影響を与える」ことができます。
これを治療に応用したのが「経絡治療」です。

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